GUCCIの後任デザイナー
未だに検索で来る人も多いので。
3月11日、グッチの後継者に、レディスがトム・フォードの部下でレディスデザインチームのヘッドだったアレッサンドラ・ファッキネッティ(ミュウミュウ出身)、メンズがメンズ部門のナンバー2であるジョン・レイ(キャサリン・ハムネット出身)、アクセサリーがフリーダ・ジャンニーニ(フェンディ出身)の3人、リヴ・ゴーシュの後継者は同じくトムの右腕でプラダ出身のステファノ・ピラッティを選びました。
んで、トム・フォードの最後のコレクションは――
- 2004年1月14日のグッチ、ミラノメンズコレクション
- 2004年1月26日のリヴ・ゴーシュのパリメンズコレクション
- 2004年2月25日のグッチ、ミラノコレクション
- 2004年3月7日のリヴ・ゴーシュのパリコレクション
となったわけですな。2004-2005の秋冬物で最後。もうすぐ各店舗に入荷するかな。
さらに、問題なのがPPRの姿勢です。トムは、PPRのセルジュ・ウェインバーグ社長は「ブランドビジネスを理解していない」と批判していました。
ウェインバーグはウォール・ストリート・ジャーナルに対して、「『プラダ』のブランド名は『ミウッチャ・プラダ』ではなく『プラダ』であり、誰もミウッチャがデザインしていることを知らない」と語っています(そーかあああ?)。また、「デザイナーとブランドのどちらが重要かの議論に、答えは出ていない」とも発言しています。
PPRひでぇな。こりゃまたGUCCI暗黒時代の再来かもしれん。
まぁ確かに一部納得できる部分はあるのよね。ルイ・ヴィトンのデザイナーが誰か知らないで、ブランド名だけで鞄を買ってる人が (特に日本では) 多いし*1。でもなー「誰も知らない」わけじゃないんだよ。トム・フォードを手放すのはどう考えても賢くない。ジル・サンダーの悲劇を知らないわけでもあるまいし。
とまぁ相方に誕生日プレゼントとしていただいたGUCCIのシャツに袖を通しながらダラダラと書いてみる。